【SONY α7Ⅲ】ミラーレスの決定版!!α7Ⅲの実力!!二ヶ月使用しての実際をレビュー
先日、一年間使ってのまとめをしました!
能書きより、作例を優先した”観やすい(笑)”感じになっていると思うで
是非こちらも参照してください!
はじめに
こんにちは。大分県を中心に、写真の活動をしている者です。
8月の終わり頃、各社のフルサイズミラーレスが出揃う前に思い切ってα7Ⅲを購入しました。レビューしたい逸る気持ちを抑えて、二ヶ月しっかり使ってからの実際をレビューしたいと思います。
正直に申しますと、巷にあふれるα7Ⅲのレビューに不満があります。
1つ目は、スペックシートで分かる部分を延々と解説しているブログ。
2つ目は、辛口レビューと称して本質的でない部分を延々とディスっている記事。
3つ目は、そもそもレビューに値する(写真の優劣は置いといて)作例を増やしていないにも関わらずカメラを評価している点。
最初に断っておきますが、他社ミラーレスとの比較をするつもりはないです。
カメラは自分が好きなモノを使うほうが良いに決まってるからです。
この記事ではα7Ⅲが少しでも気になっている方に、実際の使用感ってどうなの?というところをお伝えできればと思います。
※あらかじめ注意
写真を個人利用してもらう分には構いませんが、無断転載などは控えて下さい。先日おそらくこのブログから写真を拝借して勝手にフォトコンに応募した愚か者がいたので、人の写真で勝手に儲けないでください。
いいところ
ストレスのないAF、そして瞳AF
前はα7R(初代)を使っていました。
そこまで不満がなかったわけですが、α7Ⅲがいい感じだと聞いてソニーストアで実機に触れたときに、AFとりわけ瞳AFに感動しました。
素早く追従するAFだけでなく、食らいついたら離さない瞳AF。暗闇でも精度が高く、この瞳AFに一目惚れしたと言っても過言でないです。
(別府、杉乃井ホテルのライトアップにて)
(近くの橋で雨を止めてみる)
圧倒的ダイナミックレンジ
現像している時は毎回感動します。
特にアンダーの情報の密度が凄いです。
白飛びさえ気をつければ、見たまま・思いのままの写真に確実に近づけます。
先代のα7Rではここまでダイナミックレンジが広くなく、画質は良くともなかなか圧倒的な写真を作り上げることが難しかったように思えます。
(豊後大野市にある宝生寺の紅葉ライトアップ)
(狭霧台から望む由布岳、まるで外国の絶景。)
(別府は夜の海地獄。明暗多色だったけど難なく表現できて凄いなと。)
意外とありがたい5軸ボディ内手ぶれ補正
広角なら手持ち撮影でも余裕でSS=1/8撮影ができます。
肖像権の問題もありますから、人をブラしたい。
また表現としてブレを取り入れたいときに気軽にできるのは素晴らしいです。
またオールドレンズもよく使うので、手ぶれ補正のないレンズでシャッタースピード稼げるのはとても便利です。
もちろん望遠でもしっかり手ブレがアシストしてくれるので安心感があります。
(東京、銀座ソニーストア前)
(由布院にて)
星撮りも便利!?ブライトモニタリング機能
私は星撮り専門ではなく、苦手かつ機材も星撮りに適したものは一切持ち合わせていません。
なので上手くはないですが、αには擬似的にバルブ撮影のように明るくモニターに映し出してくれる機能があります。
この機能のおかげでグッと構図選びが簡単になります。
(由布岳と天の川、F4ズームでこれだけ映る!!)
(豊後森機関庫と星景)
(原尻の滝、クルマが通りかかり地球滅亡風に。CONTAX distagon28mmというオールドレンズで撮影・・)
これはもはや必須!?ダブルスロット
ソニーはここのところよく理解しているのではないでしょうか。
他社フルサイズミラーレスがシングルスロットであることが必要以上に叩かれていたので、そこまで言うか!?と思ってるのが正直なところです。
もちろんプロの撮影現場でこれは大問題です。
でも大多数は趣味人なのでいるか・・と言われると、プロ専用機でない限りハテナですね。
ただ僕のような素人でも、うっかり外出先で
「あ!?メモリがいっぱいになっちゃった!!」
「ヤベェ!もう一個のSD、パソコンに挿しっぱなしだった!!」
という場面が度々あります。なので、意外と(かなり)恩恵に預かっているかも・・。
(大分県中津市にある薦神社。リフレクションがキレイ。このときもSDを一枚忘れる)
正当進化した操作性
ジョイスティック・タッチパネルなどかなり操作性が無難になってきました。
特にジョイスティックは必須でしたね。
カスタム系のボタンも更に使いやすくなっていて、スピーディに撮影ができます。
(別府市、志高湖にて)
その他
10コマ/秒の連写はあまり使いませんが、それでもあるとかなり便利だなと思うことがあります。また、サイレント撮影。こいつは相当便利。人混みの中でもあまりカシャカシャ鳴らすのは好きではないので、この機能は重宝しています。(あと3世代目のシャッター音、個人の好き嫌いですが、正直嫌いです笑)
あとストロボ付けたときに、モニター・EVFで明るく表示してくれることなど、痒いところに手が届くので嬉しいですね。夜間撮影などはかなりストレスレスでいけます。
(10コマ/秒&瞳AFのおかげでかなり楽に一瞬を切り取ることができる)
(宇佐神宮にて、後幕シンクロも思いのまま)
気になるところ
クソメニュー
あえて厳しく書きますが、クソですクソ。
昨今のカメラはどんどん機能が詰め込まれていきます。
感覚としては先代のα7Rの二倍以上のメニュー項目になっている感じです。
カスタムボタンで自分の好きなように設定できるので、普段は全くストレスにならないですが、「あの機能があった気がするから、ちょっと使ってみよう」みたいなときにクソメニューのゴミ箱を漁るストレスは言葉に出来ないです。
ソニーのミラーレスの機動力というのは他社を凌駕するものだと個人的に感じているのですが、このクソメニューは擁護できません。まるで高速道路に設置された信号機のようです。
(大分県中津市にある深耶馬渓。僕がオススメする絶景中の絶景)
まだまだ信頼性が高いとは言えない
ソニーのカメラが好きとは言え、これはまだまだ問題だなと思っています。
趣味で使ってる分には大丈夫ですが、やはり気を使います。
α7Ⅲを使っているフォトグラファー&youtuber(サンスタのダイスケさんなど)も突然αが壊れたことに残念がってたのが印象的です。
2019/6/18 追記
例として、件のyoutuberを挙げましたが、彼の発言は信用性に著しくかけるものであり(度々虚言を繰り返しているそうです。)、故障も事実かどうか不明なので、α7ⅲの耐久性に問題ないと考えていいと思います。
(現に、私が一年間風雨に晒しタフに使っていても全く無問題でした。またαが他のカメラと比べて耐久性に問題があるという話も聞いたことがありません。)
とは言え、初代α7から順調にアップデートしているソニーのことなのでこの問題はしっかりと認識していると思っています。
次世代機ではもう少しこのあたり強化して欲しいなと思います。(おそらく優先順位を付けてアップデートしていると思われるので、次はクソメニューとここらへんかなと)
(由布岳登山口にて。秋を感じるね)
アプリ・リモコン機能の一部削除
コストカット、性能アップのためには仕方ない。というのは分かりますが、タイムラプスなども使っていた自分としては少し残念かなと。
もっと残念なのは、リモコン機能はありますがバルブ撮影機能が省かれたことです。
うーーん。。オプション機能は自分でどうにか拡張してくれという姿勢は別にいいと思います。
が、バルブ撮影は今のカメラに必須の機能(決してオプションではない)と思うのでここは省いちゃいかんでしょ・・。というのが正直です。
↓大分駅を中心にタイムラプス動画つくってみました。(先代のα7Rで)
音楽も自分で作ってみたので、是非みてくださーい!!
避けられないセンサーダスト
僕は85mmの単焦点(SEL85F14GM)・広角ズームレンズ(SEL1635F4Z)・その他オールドレンズ(CONTAX distagon28mm、Planar50mmなど)をメインで運用しています。
特に85mmと広角は外出先でも頻繁に交換します。
ミラーレスはセンサーが直接露呈しているので、避けようがありません。外出先から帰ってきたらまずセンサーの掃除です。
うーん、、これは仕方ないとは言え有効な方法があれば垂涎モノですね。。
(EOS Rにレンズ交換時にシャッターが閉じる機構が搭載されましたが、どうなんでしょうか。センサー以上に繊細なシャッター機構をそんな前面に晒して良いのか気になるところです。)
(由布院、狭霧台にて。センサーダストが取れなくて、そのまま泣く泣く撮った写真。現像時にポチポチして消しました・・。)
(牧の戸峠から登ったくじゅう連山。こんな場面でもレンズ交換しちゃうので、センサーダストは死活問題ですね)
良くはなったがもっと良くなってほしいWB
3世代目からグッとよくなりましたWB。
正直、現像しちゃうのであまり気にしない部分はあるのですが、
撮っているときに頭で思っているのと違う色を叩き出してくるとちょっとだけ萎えます。
特に人肌と緑。緑は以前のαみたいに彩度が有り余る!なんてことはなくなりましたが、もうちょっと深みのある?緑を出してほしいですね・・。
(Fujifilmとかそこらへん凄いらしいね・・。)
(神社の裏で見つけた美人さん、そう言えば今後αは動物の瞳AFに対応するとかなんとか。)
巷でよく言われること
バッテリーチャージャー付属してないんでしょ?
いや、むしろ今スタンダートのmicroUSBでカンタンに充電できることのほうが大事だろ(しかも撮影中もバッテリチャージできる)と思います。
というか、α7Ⅲのバッテリーは相当モチます。
気温が低い山でも全然1コで問題ないです。
1コで不安な人は、追加でバッテリー買うでしょうし、その時チャージャーも課金するでしょう・・。
たぶんギリギリのコストカットでここが切られたと思うので、2,3万円あがるくらいならナシでいいなと思います。
αユーザーとして、複数のブログでこれ言われている意味が一番不明でしたね・・。
EVFの解像度
数字的な解像度も大事ですが、解像度と同じくらいコーティングなど見やすさも大事だと思います。
その点で言えば、初代より格段に見えやすくなってます。
EVFを見て萎えるなんてことはないです。
ただもっと進化はすると思いますね。ここは期待ですね。
逆に他社ミラーレスは結構な高解像度で出してきてるので、一度覗いてみたいところです。
(山にカメラを持ってきてた仲睦まじそうな老夫婦。なんとZ7持ってました。)
小指余り問題
これは少し難しい問題なのかなと。
僕は少し手が小さめなので不安はないですし、α7Rを使っていたときも小指でカメラの底面を支えていたので、小指の少指伸筋が鍛えられているのかもしれません。
大は小を兼ねるの逆じゃないですけど、大きいものは小さくできないので、拡張すれば握りやすくなります。とは言え余分な課金になりますし、ソニーがこのあたりをどういう風に考えているのか少し気になるところです。
ホールド感はカメラの数値として表れないスペックとして大事な部分だと思うので、加減が難しいなと思います。こればっかりは実際に一度触るか、しばらく手に馴染ませてみないと言えない部分だなと。
(こちらも深耶馬渓。サラサラと流れる川がキレイです。)
マウント径の小ささ
これからのカメラマンは、”マウント径でマウントをとる”なんて言葉も出てきたぐらいですが・・。
正直このあたりの専門家ではないのでなんとも言えませんね。
大きいほうが良い。というのは理屈分かりますが、そのためにレンズが肥大化して高価になられても困るなぁと。
今のαで不満はないですし、一通りレンズラインナップも揃ってきたことですし現状満足ということです。
ただ、キャノンのF2通しズームレンズやニコンのノクト(MFとは言え純正で0.95出してくるか!?)はロマンがあります。
ただロマンはロマンのまま、使うかと言われると・・。
(宝生寺のライトアップ。どこからが池かわからない)
最近はフルサイズ信仰もあり、大艦巨砲主義ならぬ「大ボディ巨レンズ主義」が持て囃されてる感じがありますが、個人的には適度な大きさ・適度な重さ・適度な価格が欲しいですね。
フィルム時代を振り返っても135フィルムが主流だったのは、手に馴染む大きさという部分も価値として置かれていたのではないのかと思うのです。
その点で今の自分はα7Ⅲに満足しています。(何年後かには他社ミラーレスが気になってるかもね)
(SS=1/8000で撮影。こんな高速シャッター使うのかと思っていたけど、あれば案外使うものかもしれない笑)
宣伝
Twitter、インスタやっています。
ポトレ・絶景を主に撮っているので、依頼等あればそれぞれのDMまたは
daichi.feynman@live.jp
まで宜しくお願いします。
また大分県の絶景・フィルム写真などの過去記事↓↓↓
最後に
以上、α7Ⅲを二ヶ月間使用してみて率直な感想です。
個人的には今まで以上に写真を撮るのが楽しくなり、毎日持ち出すようになりました。
またそれなりに良いものを買ったので、以前のように余計な物欲に悩まされることもなく、必要か否かでレンズ等も買うか判断できるようになりました。
(以前はとにかく欲しい欲しい!が先行してしまい、撮る楽しみを忘れていたかもしれません。)
もし間違い等ありましたらご指摘ください。
当方、学生のアマチュア趣味野郎ですのでお手柔らかにお願いします。
この記事で、α7仲間が増えてくれると幸いです。
もし気になる点、質問等あれば、SNSまたはこちらのコメント欄までどうぞ。
個人的にSONY α7の強みは、「出し惜しみしない、アップデート」にあると思います。フルサイズミラーレス戦国時代になって、次世代機も期待大だなと思います。