フィルムカメラについて CONTAX Ariaとかなんとか
フィルムカメラについて
フィルムカメラについて、雑感を箇条書きにしてみる。
(雑感なのでとりとめがないです。。)
(CONTAX Aria / Distagon 28mm / f2.8 / fujifilm pro400h)
フィルムカメラとは
・いい感じに加工してくれる、言わば、フィルム風に加工してくれるブラックボックスみたいなもの。
(フィルムなんだから、フィルムっぽく写るのは当たり前なんだけど笑)
・その後、パソコンで加工できないからある種の不可逆性も持ち合わせている。
・フィルムカメラは家電じゃないから、機能美や見た目も重視。
・レンズが今よりもっと写りに影響してた。
・本当にファインダーを覗かないと撮れない。
(CONTAX Aria / Planar 50mm / f1.7 / SUPERIA X-TRA400)
フィルムの色って??
・結局あの味をだしているのは、フィルムそのもの。
・フィルムの粒子感とか・・でもあの色味ってどうなってるんだろ。
・色といえばフィルムにもよるけど、緑が薄味、青のレンジが広い、オレンジ(いわゆる日本人で言うところの肌色)が白っぽく写る。要するに人間の肌がいい感じに見える。
・逆にデジタルより、出来が予想できる、なぜなら今のデジタルは(特にRAWで撮っちゃうと)後で現像という調理をしなければならないから。フィルムはファインダーを覗いてる時から、L判に印刷された形が頭の中でちらつく。
(CONTAX Aria / Planar 50mm / f2.8 / fujifilm pro400h)
・今のデジタルカメラは逆に難しい。色味が正確すぎる。
・正確さ、その場のリアリティ、再現性で言えばデジタルに敵うものはないけれど、実は私達の「記憶の色」というのはフィルムに近いのではないのか?
デジタルとアナログ
・デジタルにあってアナログにないもの、よく空気感と称されるものは何なのであろうか。
・そう言えばデジタルとアナログでよく対比されるものに、アナログ盤すなわちレコードとCDがあると思う。
・一度、ビートルズとコルトレーン(My favorite things)のレコードを聞いたことがあるけど、CD音源よりはるかに音質がよく生々しく感じたのは何故だろう。
・CD、すなわち音のデジタル化で言えば、音質はサンプリングレートと量子化ビット数で定義される。すなわち0と1への変換を一秒間に何回、そして何段階の表現幅で行うかということである。
・結局デジタルでは、ある一定の情報はカットオフされる。例えば、mp3などの圧縮では人間の耳が聞こえない範囲の音をカットしている。文字通りその場の空気(見えない、聞こえない)は消されている。
(Minolta αsweet / AF50mm macro / f2.8 / 業務用100)
・フィルムにも似たような部分があるのでは。
・結局CDのほうが音質はいいし、デジタルのほうが解像度が高いけど、空気感をカットしている。
・私達は、網膜に写った光を電気信号を通して、中枢で処理しているので、その場ではデジタルに近い色味で物事を捉えてはいるけれど、中枢のストレージに入ったときには(いわゆる長期記憶、写真記憶にしてしまったとき)変質している可能性がある。というか間違いなく変質している。
フィルム感を再現
・今、フィルムとか写ルンですが、若者やインスタで流行っているらしいが(それも一部のムーブメントかもしれないけど) 正直デジタルでそのテクスチャを再現できるならそれに越したことはない。
・最近では、FUJIFILMのミラーレスカメラがフィルムシュミレーションでJPEG出力してくれたり、VSCOなどのフィルムシュミレーションが行えるプリセットなども販売されている。またVSCOはアプリもあるので手軽にiPhone写真もフィルムライクにできる。
・フィルムらしさというのは、いくらかあるけれどもしいくつか上げるとするならば
1.薄味な色、質感
2.粒子間
3.周辺減光
・これらを意識してデジタル写真を現像してみると
(α7R / minolta MD85mm / f2)
(α7R / minolta MD85mm / f2)
(α7R / Distagon 28mm / f4)
・たしかに近い結果が得られるのだけど、どうしても”フィルム風”感が拭えない。
・フィルムは薄味のようでいて思ったより高コントラストなのだ(デジタルでコントラストを調整しても、とてもフィルムっぽくならないのでここいらが限界なのかも)
・もし、もっといい方法があれば是非教えてほしい。
(CONTAX Aria / Planar 50mm / f2.8 / fujifilm pro400h)
フィルムという箸休め
・僕はフィルムカメラの信者でもないし、CONTAX Ariaという巷では有名なカメラを持ってはいるけれど、実際はデジタルが便利で好きだし、フィルムにしてもAFが利くミノルタのαシリーズの方が手軽だと思っている。
(CONTAX Ariaの写真)
・ただあんまりにも写真が手軽に撮れすぎてるので、(特にiPhoneのカメラが進化してからは。。)考えずに写真を撮ることが多い。
・あとデジタルの宿命としてカメラが陳腐化しやすい。半導体を積んでるデバイスの宿命で、6年も経つとだいたい1/16程度には機能が落ちてるのではないかと思う。(高機能より低コストの方に引力がいくかもしれないが。)
・またカメラを始めてみたいと言った人の中には、昨今のデジカメ(iPhone含む)に慣れすぎて、キットレンズ付きのデジイチではあまり変化も感じなければ、感動もしない人もいる。(もっとうまく撮れたらなぁと思いつつタンスの肥やしになる可能性だってある。)
・だからデジタルカメラでうまく撮れずに疲れてる人や、カメラは欲しいけど難しそうと思ってる人ほど、とりあえずフィルムやってみるとカメラの楽しさの原初に触れることができるのでは??と勝手に妄想する。
(CONTAX Aria / Planar 50mm / f 5.6 / fujifilm pro400h)
じゃ、どのカメラを選ぶ??
・さぁ。。。
・好きなのを選べば。。。
・ここまでグダグダ書いといて、突き放すつもりはないんだけど、これは本当に自分で調べてなんぼなので、自力で勉強するしかない。。
・結局カメラなんて、好きな人が好きなモノを使ってるので(特にフィルムなんてやつはそう)
・写ルンですでもいいし、フィルムカメラでググって良さそうな写真撮ってる人の真似だってしてもいい。
(CONTAX Aria / Planar 50mm / f 1.7 / fujifilm pro400h)
・少し参考になることを言うならば、フィルム初心者ならAF(オートフォーカス)が利いて、絞り優先モード(AF機ならほとんどついているだろうが)が付いているのがいいと思う。
・まぁカメラ知らない人ならAFやら絞り優先が何を言っているかわからないと思うけど、簡単に言うと自動でピント合わせと明るさを決めてくれるカメラを買いましょうという話。
・逆に言えば、それ以前のカメラは露出(明るさ)の設定はややこしいし、ピントも自分で目で見て追い込まなきゃいけないから、真っ白真っ黒へんてこボケボケブレブレ写真を量産して、フィルムどころかカメラすら楽しくならないので。
・フィルムカメラ愛好家の多くは、AF機はけしからん!マニュアル機こそフィルムカメラを持ったと言えるのだ。と口を挟むかもしれないけど、玄人の意見は時に素人に与えるメリットが少ない。。。
(CONTAX Aria / Planar 50mm / f 1.7 / SUPERIA X-TRA400)
・あとカメラ買うときは、付いてるときもあるけどレンズを買うんだよ!!
・レンズはまたややこしいから、それまた自分で調べるのが一番勉強になるけれども、全くわからない人の為に、一つおまじないを教えると、「単焦点・焦点距離50mm」というやつだけ覚えてると役に立つよ(分かってる人は好きなのどうぞ)
・ちなみに全く参考にならないけど僕の手元には(使ってるかどうか別として)
Nikon F601
Minolta α sweet
Minolta 707si
CONTAX Aria(こいつだけマニュアルフォーカス機)
があるよ。
・値段、これが一番気になると思うけど、レンズもつけて普通に取れるフィルムカメラなら1万5千円も行かないんじゃないかな。たぶん。まぁモノによるよね。(CONTAX Ariaなんか本体だけで中古4〜8万円で取引されてたりするし)
(CONTAX Aria / Planar 50mm / f 1.7 / fujifilm pro400h)
(CONTAX Aria / Planar 50mm / f2 / SUPERIA X-TRA400)
最後に
・別にフィルムカメラの紹介とか、オススメするつもりじゃなかったけど適当にツラツラ書いてたらやっぱりススメてた。
・もしこの記事が気に入ったり、まだまだ他に聞きたいという人がいれば、またどっかで似たようなこと書くかも。もっと具体的にどうやって始めるとかの話も。
・僕もまだまだカメラは素人なんで(フィルムカメラはもっとそう)もし詳しい方がいればご教授願いたい。
・今まで、α7Rにオールドレンズつけたこととか書いてるので、一応貼っておく。
・(箇条書きのスタイル、意外と書きやすくて楽しいね)