auを解約したら、3万円貰えた話
auを解約したら、3万円貰えた話
注意:この記事の内容は再現性が怪しいです。参考程度に読んでもらえればと思います。また携帯会社のルールは頻繁に変わるので、同様の結果になるかは保証しかねます。(2018年3月現在の情報)
長年契約していた携帯会社を、家族で解約しようと思った。移り先はMVMO(格安SIM)である。そしてauを解約した時、思わず3万円が貰えた話をする。正直、私にも未だに理解できていないのだが忘備録程度に。
”乞食ポイント”からが、3万円のくだり。
始めに
この春に、長年契約していたauを家族全員解約し、格安SIMのワイモバイルに移った。その時に3万円が何故か貰えたのでその話。
何故解約しようと思ったのか
今の携帯会社の料金体制はハッキリ言って異常だ。数年前に、総務省から注意を受けたのにもかかわらず、料金体制がより複雑になっただけでなく実質値上げになった。
例を挙げると、今まで月7GBで約6000円と一律だったのが、容量に応じて料金が変わった。これは総務省による行政指導によるものだが、実際には月5GBで6000円と実質値上げの方向になった。
また、iPhoneが実質0円(二年間縛り)というのも、分かりやすい朝三暮四であり、実際に毎月の分割払いを計算すると、5万円相当のiPhoneを6万円程度で払っていることが分かる。
正直、分かる人には分かるが、今の携帯会社の料金体制はバカを騙すために出来ているのである。
格安SIMにすると、基本的には月3000円程度になる。毎月およそ半額、年間にして3万6千円程度変わる。家族が5人いれば、15万円以上も差がつくことになるのだ。
解約の流れ
電話番号を変更せずに、格安SIMに移ることを想定している。
1.今契約している携帯会社に電話するか、店頭にてMNP予約番号を入手する。
2.新しい携帯会社(ワイモバイルなど)で、契約し、SIMを入手する。
3.SIMカードを現在持っている(もしくは新規購入した)携帯に差し込む。
だいたいこの3ステップである。
MNP予約番号とは、Mobilephone Number Portabilityの略で、携帯番号を変えずに他社に移る時に必要な番号である。
このMNPを新しい携帯会社に伝え、新たなSIMカードを携帯に挿入した時点(他社の回線に通じた時点)で、自動的に前の会社が解約になるのである。
またわからない人に補足しておくと、SIMカードというのは携帯が通信する時に、どの携帯会社の回線を使うかを判定する通行許可書みたいなものだ。
auのSIMチップを持っていれば、auの回線が、docomoであればdocomoの回線が使える。逆に言えば、このSIMカードを入れ替えるだけで他社の回線に繋ぐ事ができるのだ。
私は以前、電気屋で購入したiPhoneがあったので新たなSIMチップを挿入するだけで完了した。他の家族は、iPhoneをauショップで購入したので、この場合はもう一つステップがある。通常auショップやdocomoショップなどの携帯会社の店頭で買った携帯には、SIMロックといって、他社のSIMを挿入しても通信できないような設定になっているのだ。携帯会社によってことなるが、auの場合は、店頭に持っていくか、専用サイトにて申請することでSIMロックが解除される。
携帯会社の店舗で購入した場合には、このSIMロック解除が必要になる。
解約する時の注意点
解約する時の大きな注意点としては、解約金をとられるということである。
auの場合は、基本の解約金が3000円。
それに加えて解約月という二ヶ月間の期間以外では、6000円が追加徴収される。
解約月というのは、携帯を契約した月を含めた二ヶ月間のことである。
例えば、4月に契約開始した人では4・5月が解約月になる。
我が家では、全員が同じ解約月になるのは不可能なので泣く泣く払うことになった。
実際には格安SIMのキャンペーンで商品券がかなりもらえるので、ここは我慢するしかないところ。
ただ、解約月など複雑な制度・また解約金自体の存在も一切説明を受けたことがないので、この点は携帯会社のコンプライアンスが疑われるものである。。
乞食ポイント
さてここからが本題である。
auを解約する時MNP番号を手に入れる必要がある。電話で予約番号をお願いすると、場合によると(契約年数などだと推測される)、ポイントをあげるので残ることを検討してくれないかと打診されることがある。
この時つくポイントが”乞食ポイント”(通常、コジポ)である。
これが乞食と呼ばれる所以は、携帯会社を乗り移る気もないのに、MNPを申告し、無事ポイントだけ入手して、あたかも踏みとどまったかのような顔で新機種購入に充てる人がいるからだ。
しかもMNP予約番号自体は、二週間で消失するので、MNP番号を入手したからと言って必ずしも解約する必要はないのだ。(二週間何もしなければ、自動的に契約が継続する。)
コジポの詳しいことは、調べればたくさん出てくるが私とオペレーターの会話を簡単に再現しようと思う。
オペレーター「今回は、MNP予約番号の申請でよろしいでしょうか?」
私「はい、お願いします。」
オ「少しお待ち下さい。◯◯様、8年以上と長い間の契約ありがとうございます。今回は他社に乗り移るということでよろしいでしょうか?差し支えなければ、移る予定の会社などお聞きしてもいいですか?」
私「……softbankにしようかなぁと思っています(あまり考えずに適当に)」
オ「さようでこざいますか。もしよければ、ポイントを差し上げるので、残ることを検討していただけないでしょうか」
私「うーーん、、考えてみます。そう言えば、母も携帯を変えるとか言ってました」
オ「それでは、お一人様15000auポイントずつでご検討願いませんでしょうか」
みたいな会話が交わされた。結局、このauポイントというのは機種変にしか使えないという説明を受けたのだが、実際にはau webショップみたいなところで家電などに交換できる。
さて、この電話をした後、解約するつもりの私は、全くこのポイントなぞ欲しくなく、解約できなくて困ってしまった。。家族にこの事を伝えると、店頭で直接解約する方が良いのではという結論にいたり、解約の電話をして2時間もしないうちにショップに向かった。
3万円貰えた
ここまで読んでいただければ、おおよそ予想がつく方もいるかもしれない。
いよいよクライマックス。
店頭で解約の手続きをする。無事手続きが進む中、ポイントが余っている場合、使い切って欲しいことを伝えられる。au WALLET Marketというウェブストアで、数ある家電や食料品と交換することができる。
残っていたポイントは1万円以上であった。そのポイントで購入中に事件は起きた。
なんと3万ポイントが突然増えたのだ。。
どうやら時間差で、先程の電話でもらった15000✕2ポイントが入ってしまったらしい。
これには、店員さんもこちらも困惑。
こちらも流石にこのポイントは使うわけにはいかないと話ししたが、ポイントは使い切ってもらわないと困ると伝えられる。
それでしぶしぶその3万ポイントでお買い物したという話。
ハッキリ言って、ルールの抜け目みたいなところで、私自身この仕組はどうなんだろうかと思うところがあるが、一消費者としてはなにもできることはなく、ポイント貰ってラッキーと思えばよかったのだろうか。。
以上。